今回のテーマは、
『【年収の壁】130万円超でも2年までは扶養OKに』です。
所得税や社会保険では「106万円の壁」や「150万円の壁」など、扶養内に留まるためのいくつかのボーダーラインがありますが、それらの存在がパートやアルバイトの方の「働き控え」につながってしまうケースも存在しています(いわゆる『年収の壁』)。
このような『年収の壁』の解消に向け、政府は支援強化パッケージの内容を正式に発表しました。
▼『年収の壁・支援強化パッケージ』はこちら
https://www.mhlw.go.jp/content/001159407.pdf
□■━━━「年収の壁」対策パッケージの内容とは?━━━■□
厚生労働省が発表した「年収の壁」対策は、いわゆる社会保険料における「年収の壁」解消のための措置であり、以前から報道されていた企業への助成制度に加え、従業員100人以下の企業で働く被扶養者について、10月以降は一時的な増収であれば、連続2年までは扶養内に留まることが可能となります。
ただし勤務先が一時的な収入増であることを証明する必要があるため、ご注意ください。
▼パート・アルバイトで働く「130万円の壁」でお困りの皆様へ
https://www.mhlw.go.jp/content/001159346.pdf
▼事業主の証明による被扶養者認定に関するQ&A
https://www.mhlw.go.jp/content/001159347.pdf
▼事業主証明様式(PDF)
https://www.mhlw.go.jp/content/001159348.pdf
□■━━━まとめ━━━■□
「年収の壁」解消に向けた対策パッケージが公表され、2年間であれば、年収130万円を超えても扶養内に留まれるなどの改正が明示されました。
事業者にとっては「人手不足の解消」、「被扶養者にとっては収入増加の機会」として、今回の改正内容との向き合い方を検討しましょう。