先代から代表を30歳で引き継ぎ、悩んでいる時期に、お世話になっている地元の取引先の社長さんに「しっかりした経営をしたいのなら本田会計さんがいいよ」とご紹介していただき、現在に至ります。
顧問をお願いした後、1日勉強会がありました。本田先生が密にマンツーマンで、経営理念から経営計画書の作成、将来のことまで指導してくださりました。当時は、今期や来期の目先の事しか考えていませんでしたが、本田先生から「3年後5年後の会社の形を考えなさい」と言われ、長いスパンで物事を考えることの大切さを教えていただきました。その時の資料は今でも読み返しています。
~業務の効率化~
最初に、会計帳簿の記帳方法や書類整理などの初期指導をしてもらいました。当社は多部門で従業員数も多く、経理や給与関係の処理にかなり時間がかかり、時には徹夜で行うこともありました。初期指導のおかげで今ではスムーズに月次業務をしています。
さらには、クラウドシステムFX4を導入し、会計システムと請求書システムを連携ができるようになりました。また給与ソフトと電子納税かんたんキットを導入し銀行に行かなくても納税できるなど効率的に月次処理ができるようになりました。
また年々税法が変わりますが、その都度システムが対応してくれます。わからないことがあるときは、担当の竹本さんをはじめアシステム税理士法人のスタッフの方々に丁寧に指導していただき、対応できるようになりました。このクラウド会計システムを導入したら、効率が良くなり、時間に余裕ができるようになりました。
~補助金の活用~
新型コロナが流行ったときに、当社は葬儀の需要によって売上が上下することが顕著になりました。それを打開し主体性をもって経営していくために、当社の強みである料理を生かした缶詰製造事業を考えました。これを竹本さんに相談したら、「事業再構築補助金にトライしませんか」と提案され、申請期限まで時間がありませんでしたが、アシステムの認定支援事業部が迅速な対応をしてくださり申請に至りました。
今、この缶詰工場があるのは、その時の提案と迅速な対応のお陰です。
一番の目標は早く缶詰製造事業を軌道に乗せることです。
商品には、当社で一から作るオリジナル商品と、業者から自社製品を缶詰にしてほしいというOEM商品の2つがあります。どちらも従業員と共にチャレンジしていきたいです。
缶詰製品第一号で「オール朝日町」で商品化したウニの缶詰を朝日町からふるさと納税返礼品に入れないかというお話もいただいていますので、次々に商品を開発していきたいです。
当社は、「開拓者精神・社会貢献・人を大切に」の三本柱で経営しています。今まで出会ってきた方々のお陰で今があります。
今でも缶詰製造事業をやってよかったのか迷うときが正直あります。でも、先日経営計画会で本田先生から「いろんなことにチャレンジするのもいいけど、まずはウニの缶詰が看板商品にする事に集中しなさい」と言われ、私がここまでやってきたことは間違いじゃないと背中を押していただいたことが嬉しかったです。
いつも近くにいて一緒に頑張ってくれている従業員や本田先生など沢山の方々との出会いがあったので今があります。本当に感謝しています。代表作である「ウニの缶詰」を成功させ、これからも地域貢献できる会社を目指してチャレンジしていきます。
社 名 | 有限会社テイスト |
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代表者 | 代表取締役 水下 大輔 |
住 所 | 富山県下新川郡朝日町月山234-4 |
連絡先 | TEL 0765-82-2178 |
HP | https://teist.jp/ |